ファイナンシャルプラン成功の秘訣『みんな元気で仲がいい』
FPはファイナンシャルプランをいろいろなツールを使い、提案していきます。
キャッシュフロー表・バランスシート・家計簿。保険の見直しをしたり、住宅ローンの借り換えや条件変更をしたり、iDecoや積立NISAなど投資のアドバイスをしたり、家計の支出の見直しをしたり、将来的な働き方のアドバイスをしたり、等々。生涯を通じて暮らしに困らないようプランを立てていきます。
では、そのプランを実行していくにはどうすればいい?というところになると、大事なのは「みんな元気で仲がいいこと」と、数字を扱うFPらしからぬことになってしまうのです。それでは、具体例をあげていきましょう。
家族で考えると、家計の見直しを計画しても、一人が節約し、一人が浪費すれば続きません。
光熱費一つにしても皆が一緒の部屋で集まっていれば1台で済むエアコン代が別々の部屋でテレビを見ていると複数台分かかります。そもそも見なおし計画は「元気」で通常の生活ができていることを前提にしているので、エアコンを節約して熱中症にかかり入院するような事態ではできません。単身世帯なら、自分の体と心の声を無視しての極度な節約は続きません。食べるものを節約して健康を害してはかえって出費が多くなります。国の単位でも同じこと。経済のグローバル化は、安くものが手に入ったり、経済発展が加速する良い面が協調されます。
「一般に、グローバル化とは、資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつきが深まることを意味する」※内閣府HPより
これは「結びつく相手・国と良好な関係が築けれていること」が前提にあり、約束が守れてない、ましてや戦争状態にある相手とともに経済発展を望むことは難しいでしょう。2019年末よりは世界中にcovid19(新型コロナウイルス)が広がり、予想した経済発展にならなかったことは皆さんご存じのことでしょう。
国同士の大きなかかわりでも「みんな元気で仲がいい」ことが経済発展の前提になっているのです。
ファイナンシャルプランを立てるとき、実行するときにいつも心にとめておいてほしいのです。
●そのプランは元気を損なうことがないか。
●仲たがいをさせることはないか。
ファイナンシャルプランの実行はダイエットの実行に似ています。世の中あまたのダイエット方法がありますが、自分に合った方法でなくては続きません。
お金とは一生つきあっていくものです。どうか、お金と良いお付き合いをしていきましょう。
この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)
保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー