値上げラッシュ?!価格が上がったもの・上がっていないもの
2022年に入り、身近なものの値上げを実感するようになりました。
ガソリン、電気代、ガス代、パン、油、お菓子、ケチャップ、うまい棒、等々、探すでもなくいろいろなものが見つかります。原材料費、輸送費の高騰、円安による輸入コストの増大などいろいろな要因が絡んでいるのですが、まず私たちの生活防衛策として日々の買い物で支出を抑える方法について考えてみましょう。支出を抑える方法として…
①価格の安いものを買う
②支払い方法を工夫する
③買ったものを効率的に使う
ということが考えられます。
例えば身近なマヨネーズを例に考えてみましょう。
①同じ商品であれば業務用スーパーなど安く売っているお店を探す、PB商品など安いブランドを選んで価格の安いものを買う。
②キャッスレス決済でポイントを貯めたり、よく行く店が決まっているのならプリペイドカードなどで割引などの特典をもらって支払い方法を工夫する。
③冷蔵庫を確認して買ったものを効率的に使いきる。など
値上げしているものは多いですが、値上げしていないのを探して置き換えるという手もあります。
例えば主食の代表格であるパンと米。パンの主な原料である小麦は輸入が約86%を占め、輸入小麦は次の図のように政府が買い付け、国内の製粉会社などに売り渡すしくみになっています。この輸入小麦の政府売渡価格が上がったことが小麦を使う商品が値上がりする一因になっています。
今や朝食はパン派の方がご飯派を上回り、2014年から、1世帯当たりのパンの支出額が米の支出額を上回っています。値上げになったものがたくさんある中、米の価格は前とほぼ変わっていません。
①価格の安いものを買う、というのは安い商品を探す、というのもありますが、朝食をパン食からご飯食にするように、別の商品に置き換える方法もあります。
「米の消費動向に関する調査の結果概要 農林水産省 令和2年(2020年)3月」によると、米を今よりも食べたいと思っていても食べていない理由では、「炊飯をする時間がなくなったから・準備に手間がかかるから」との回答が最も多いです。
では、手間をかけない方法を考えてみましょう。(時間は有限です。手間もお金に換算し、手間は無料と考えて無理をしないようにしましょう。継続が大事です)たくさん食べるお家では朝ご飯用と晩ご飯用の炊飯器を分けて炊飯する方法もあります。食べる量の少ないお家では晩にご飯を炊いて朝は残りを温めたり、残りご飯を雑炊や炒飯にする方法もあります。次の日の朝食分のおむすびを作っておくのもいいですね。値上げラッシュが続く中、値段が上がっていないものを探してみましょう。
例えば、米、旬の野菜や魚など
そして、今あるものを効率的に利用できないか考えてみましょう。急激な生活の変化に、まずできるところから手を付けていきましょう。
この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)
保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー