お金の勉強シリーズvol.8
仕事とお金の関係

お金の基本はとてもシンプル。

収入を得るために仕事をする。
どれくらい仕事をすればいいのだろうか?
どれくらいお金があればいいのだろうか?

仕事とお金について書いた子供向けの哲学書がある。
その目次にはこのような項目がある。

・仕事はつらいよ
・たいへんだけど・・仕事でいい気分になることもある!
・仕事がない、それもつらい
・仕事におしつぶされる
・おたがいの仕事のおかげで生きていける
・お金の発明(交換はかんたんになった)
・お金はたいせつだ
・お金はどれくらい必要?
・お金のろうや
・自由をくれるお金

哲学のおやつ 仕事とお金 /ブリジット・ラベ、ミシェル・ピュエシュ著 西川 葉澄 訳 /汐文社 /2009.1発行 より目次を抜粋

お金があることで、遠くの魚と肉を交換できたり、秋に収穫したお米を春に仕事で得たお金で買うことができる。
お金は大切だけど、仕事が忙しくて自由な時間がないのも困るし、仕事がなくて自由に使えるお金がないのも困る。
どれくらいのお金が必要かわからなくて金庫にお金をため込んで、貯めたお金がなくなるのが心配でお金の前から離れられないのも困る。

「自分にお金がいくら必要で、将来のためにお金をどうすればいいのか」
これは大人も子どもも、古今東西、老若男女問わず常に問われてきた問いだろう。

解決するには、一つ一つ、物事を具体的に考えていくしかありません。
・家は買った方がいいのか、賃貸がいいのか、買うならいつがいいか?
・老後資金はいくら必要なのか、いつからどれくらい準備すればいいのか?
・結婚して新生活を始めるときにはどれくらいお金が必要か、いつ頃結婚するのがいいか?
・子どもが産まれたら教育費は?広い家が必要?
・転職してみようと思うけど収入は大丈夫か?転職はいつがいいか?

仕事には二つの側面があります。
・LIFE JOB(やりがいのための仕事)
・RICE JOB(食べるための仕事)
やりがいはあるけれどもお金にならず食べていくのに困ることも、
食べていくのに十分だけどやりがいがなくて続けられないことも困る。
仕事には両方の側面があります。

そして、それはシーンごとに、その時々によって変わってきます。

京都龍安寺には「吾唯足知」と刻まれた蹲(つくばい)があるそうです。

お金に限らず、色々なことに引き合いに出されるものです。
一つ一つ、具体的に自分は、と考えていきましょう。

<資料>

仕事とお金 /ブリジット・ラベ、ミシェル・ピュエシュ著 西川 葉澄 訳 /汐文社 /2009.1発行
https://www.choubunsha.com/book/9784811385594.php


この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)

保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取
引士