お金の勉強シリーズvol.11
おわりに お金の勉強をして自分を知る

お金の勉強をしていくと、正解がないことがわかります。
学生の時には、学ぶことには正解があり、点数、順位など、人と比べながら、人と切磋琢磨しながら成長していきます。
けれど、社会に出ると、正解がない、もしくは正解が一つではなくたくさんあることが多くなります。
なので、自分と人を比べて優劣をつけることが正しいものではなくなっていきます。
学校生活と社会生活の大きな違いです。

100万円と1,000万円では1,000万円の方が多いです。
では、100万円持っていて借金が0、資産0の人と、
1,000万円持っていて借金が3,000万円で資産(家などの評価)が2,000万円の人ではどちらがたくさん持っていると考えますか?
自分はどちらの生活をおくりたいですか?

1,000円のTシャツを着て毎週外食に5,000円使う生活と、
5,000円のTシャツを着て食材1,000円で自炊をする生活、
どちらがしたいですか?
年収100万円で税金や社会保険料がかからず手取り100万円の生活、
年収2,000万円で税金と社会保険料をひかれて手取り1,200万円の生活、
どちらがいいかはその人次第。
お金のことを人と比べると、上を見るときりがなくなります。
テストでは上限は100点ですが、プライベートジェットで東京→アメリカを行き来する億万長者もいるのです。

大切なのは、自分はどのような生活がしたいか、
それにはいくらかかるか、
そのためにはどうすればよいか、
を知ることです。

お金のことを考えると、自分のことが見えてきます。
この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)
保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取
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