6月は災害備蓄を考えよう!
「天災は忘れられたる頃来る」
その碑は,高知市の文化財として指定されている寺田寅彦邸(現在は寺田寅彦記念館)の入口にはめ込まれています。
このFP情報コーナーでは、「どんなときもお金に困らない生活をすることができること」を目標にしています。
「災害時のような非常事態にでも困らないようにしたい」
それが、私たちの願いです。
最近梅雨の終わりごろに線状降水帯が発生し、大雨が降ることが多くなっています。気象庁が「線状降水帯」についての予測情報の発表を2022年6月1日から始めると明らかにしました。大きな被害をもたらした西日本豪雨は、2018年(平成30年)6月28日から7月8日にかけての大雨によるものでした。
6月は災害備蓄について考えましょう。
災害はいつ起きるかわかりません。
家から何を持ち出しますか?(いつも身につけておくものと非常時に持ち出すもの)
家に何を準備しますか?(災害備蓄)
3・5・10個 選んで備えるとしたらあなたは何を選びますか?
準備は個人個人で分けて行う
基本は非常持ち出しも備蓄も個人個人で準備することです。災害に備えましょうと言いながら矛盾するのですが、災害が自分に降りかかることは頻繁にあるわけではありません。何事もなかったな、とほっとしているうちに自分も子どもも大きくなっていくので必要なものが変わってきます。時間の経過に合わせ、その時、個人個人に合ったものを準備しましょう。
必要なものは人によって変わります。私は強度近視なので眼鏡が必須です。小さい子がいればおむつや子供服、足に不安がある方でしたら杖、ペットがいればペットフードが必須かもしれません。
備蓄は他にも役に立つ!
備蓄を災害の準備物としてだけ考えると準備がおっくうになります。例えば、体調を崩したり感染症にかかったりして買い出しに何日か行けない時に必要なもの、急に入院が必要になったときの入院グッズ、夕飯を手早く作りたいときの一品、キャンプや旅行に行くときに持っていくもの。これらと災害備蓄は重なるものが多いです。
「備えあれば憂いなし」
備えは何も起こっていない平常時にしておくものです。けれど、何もないときは災害や備蓄のことは忘れてしまいますよね。まして、一度備えてしまえば、それが今必要なものなのか、見直すのは忘れてしまいます。(備蓄などは消費期限がくる前に定期的に使用しながら備えるローリングストックが推奨されています)なので、連休などのイベントの少ない時期。
6月は災害備蓄を考えよう!
災害に関するご家庭での備え(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html
知る防災(日本気象協会)
https://tenki.jp/bousai/knowledge/
この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)
保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取引士