はじめに お金の勉強が必要なわけ・・騙されずに暮らすため

はじめまして、このコーナーではしばらくの間、中学生の方向けにシリーズ化してお金にまつわる知識を深めていきます。

お金と上手くつき合うコツは、たくさん稼ぐことでも、節約することでも、貯金や投資でたくさん増やすことでもありません。
マネーリテラシー
お金に対して、正しく理解・分析・整理し、それを自分で判断することです。

中学校の公民・家庭科、高校では現代社会・家庭科で金融教育が始まりました。学生の皆さんは、「テストが多くなって~」、と煩わしく思うこともあるでしょう。

けれど、お金の勉強は数学などとは違う勉強です。
勉強は大きく分けると3種類になります。

①知っておかないと困るもの(読み書き、計算)
②知っておいたら役にたつもの(受験や就職に役立つ)
③知ることそのものが楽しいもの(好きなものを極めることなど)

お金の勉強は、①の知っておかないと困るものになります。

昔の人が字が読めなかったり、計算ができなかったりして、できる人にだまされた、という事例はよくあります(大河ドラマの中にも出てきます)
お金に関する知識も、知っておかないと知っている人にだまされる、知っておかないと困る知識です。

お金の勉強が小学1年生から始まらないのには訳があります。
お金に関することは、経験がないと身につかないからです。

お金の稼ぎ方、使い方、貯め方、増やし方、守り方など、ピンとこないことも多いでしょう。
けれど、今は18歳から成人とみなされるようになりました。

【消費者庁・法務省・金融庁・文部科学省 合同チラシ】

世の中にはお金の知識を持った人がたくさんいます。
・簡単に儲かる話があるよ
・これを買ったらお得だよ
・今しか買えないよ
・カード(クレジットカード)で買ったらポイントがもらえるよ
・リボ払い(クレジットカードの定額払い、金利が高い)はポイント〇倍
などなど、よさそうなものが色々とあります。

お金は物やサービスをもらうための対価ですから、お金を使わずに生きていくことはできません。
お金の勉強をして、お金の知識を身につけて、まずはだまされないようにしていきましょう。


この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)

保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取
引士