年末調整って何?準備するものは?

年末が近づくと「年末調整の書類提出をお願いします」と言われます。
給料から毎月天引き(源泉徴収)されている税金。年末調整とは、源泉徴収された税額の年間の合計額
と、年税額を一致させる精算の手続です。
年末調整のスケジュールはおおむねこのようになっています。

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/pdf/02.pdf(国税庁リーフレットより)

サラリーマン(給与所得者)が準備するのはおおむね3種類です。
1)申告書(2種類)
・令和7年分 給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 給与所得者の
特定親族特別 控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書
・令和7年・令和8年分の給与所得者の扶養控除等(異動)申告書について
令和7年は基礎控除の改正、特定親族特別控除の創設があり、注意が必要です。

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/pdf/02.pdf(国税庁リーフレットより)

2)保険料控除証明書(生命保険・地震保険・iDeCoなど)
10月ごろから保険会社より郵送されてきます。
iDeCoの掛金も社会保険料控除の対象になるので提出しましょう。
電子的交付も始まっていますので、利用しやすい方法を選択できます。

控除証明書等の電子的交付について|国税庁

3)住宅借入金等特別控除申告書
昨年(令和6年)までに住宅を購入して「住宅借入金等特別控除の適用を受ける確定申告書」を提出し
ている場合は年末調整で還付が受けられます。
確定申告の際に選択した受取方法によって交付時期と方法が異なるので注意しましょう。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/jutaku/pdf/05.pdf(国税庁リーフレットより)

年末調整で対応していないものは、確定申告で還付を受けましょう。

全ての税金還付が年末調整で行われるわけではありません。
確定申告で受けられる主な控除には次のようなものがあります。
①医療費控除(医療費が多額だったときに受けられる)
②雑損控除(災害などで被害を受けたときに受けられる)
③令和7年中に住宅を購入した人の住宅ローン控除(初年度は確定申告で)
④ワンストップ特例を用いなかったふるさと納税(年末ぎりぎりや5か所以上の寄付の場合など)
⑤ふるさと納税以外の寄付(被災地や赤十字などへの寄付)
また、年末調整に書類が間に合わなかった場合も確定申告をすることで還付を受けられます。
給与から天引きされている税金に向き合う機会です。
2025年の税金天引き(源泉徴収)は改正前の税金のルールで行われています。年末調整をすることに
より、2025年の税金ルールで税金が再計算され、
12月、もしくは来年1月の給与で還付されます。
還付される税金を楽しみに、しっかり申告しましょう。

国税庁の参考資料

年末調整がよくわかるページ(令和7年分)|国税庁

306 申告書の書き方
02  年末調整
05 住宅ローン控除
303 チェック表


この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)
保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取引士