健康について考える 無形資産が有形資産を支えている
夏の疲れが出てくる頃です。
改めて健康について考えてみましょう。
資産には、
有形資産(預貯金・有価証券・不動産・金などお金に換算できる資産)と、
無形資産(知識・スキル・友人・健康・家族など直接的にはお金に換算できない資産)
があります。
2016年に「ライフシフト 100年時代の人生計画」が日本でも発売され、「日頃から食生活に気をつけ、健康な状態を維持すること。友達や家族を大切にすること。」が注目されました。
「健康はお金には代えられない」、「健康一番!」、「体が資本!」など健康の大切さはよく言われることです。
健康であることの価値を金銭的に考えてみましょう。
歯を虫歯や事故で失って、入れ歯が必要になる例をとってみましょう。保険適用で義歯をつくることもできますが、取り外しもいらず自分の歯に近いインプラント義歯にした場合1本につき30万円~100万円かかります。(歯やあごの状態によって施術が変わるので金額にも幅があります)
親しらずも入れて40本をもしもすべてインプラント義歯にした場合1本50万円とすると、50万円×40本=2000万円の価値があるものが口の中にあるのです。2000万円の価値に見合うケアをしていますか?
貯金を毎月するように、毎月健康に投資をしていますか?
きちんとした食生活をする、適応な睡眠をとる、ストレスを貯めない、適度な運動をする、歯磨きをする、健康診断を受ける、等々。
しっかり稼ごう!貯金をしよう!
と同じくらいの熱量を健康のためにつかっていますか?
民間の医療保険に加入されている方も多いと思います。入院や病気に備えるために保険料を払うのと同じように、健康になるために、健康を維持するために時間や体力やお金を使うことも大事です。
「健康の大切さは失ってからわかる」とはよく言われることです。夏の疲れがでてくるこの時期、改めて健康について考えてみましょう。
「何のために勉強するの?」とか、「勉強しても意味がない」とか子どもが問いかけて来ることがあります。「知識と経験は誰からも奪われない財産」とはタレントのGACKTさんが言っていた言葉です。(auのTVCMで菅田将暉さん扮するお父さん鬼が息子の鬼にも同じように「学んだことは誰にも奪われない」と言っていました)
無形財産の大切さを忘れずにいたいものです。
参考
障害等級の認定基準 - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/syogai.html
人生100年時代を豊かに生きる「有形資産」「無形資産」の作り方
https://www.jafp.or.jp › know › info › column
LIFE SHIFT - ライフシフトについて - 東洋経済STORE
https://str.toyokeizai.net/-/book/life-shift/about/
(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット共著)ライフシフト:100年時代の人生計画(東洋経済新報社)2016
(津川友介)世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事(東洋経済新報社)2018
この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)
保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取引士