令和6年度 住宅関連給付金まとめ

住宅取得やリフォームなどの維持管理、住宅に関連する支出は多いです。
また、関連する補助金・給付金も多いです。
地球温暖化対策、快適な住環境の整備のために今年度も住宅関連の予算が組まれています。

2050年カーボンニュートラル、2030年度温室効果ガス46%削減(2013年度比)の実現に向けて、住宅・ 建築物分野の省エネ対策の強化、木材利用の促進を図る

令和6年度 住宅局関係 予算概算要求概要 令和5年8月 国土交通省住宅局

まずは、「住宅省エネ2024キャンペーン」の公式サイトをご紹介します。いずれも個人での申請ではなく、住宅事業者を通じての申請になっています。

国土交通省発表の既存住宅に対するイメージとしてはこのようになります。

令和6年度 住宅局関係 予算概算要求概要 令和5年8月 国土交通省住宅局より

住宅省エネ2024キャンペーンは大きく4つに分かれています。

■子育てエコホーム支援事業

対象は新築注文住宅・新築分譲住宅、そしてリフォームになります。

補助額は最大60万円です。
詳細はサイトよりご確認ください。

■先進的窓リノベ2024事業

対象は既存住宅の窓断熱になります。
所定の基準を満たす、ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換、になります。
補助額の上限は200万円です。
工事内容によっては50%近い補助率になります。
昨年行われた2023先進的窓リノベ事業では、生産が追い付かず、工事の待機期間が長期化するということもありました。
今年はメーカーの生産体制も拡充して、対応に改善がみられそうです。
詳細はサイトよりご確認ください。

給湯省エネ2024事業

高効率の給湯器を新築・リフォームでの設置が対象になります。

対象機器の詳細

補助額は機器によって異なります。
詳細はサイトよりご確認ください。

■賃貸集合給湯省エネ2024事業

住宅省エネ2024キャンペーンで新設された部分です。
賃貸住宅の所有者が対象になります。
詳細はサイトよりご確認ください。

いずれの事業も3月中旬より受付開始で、予算上限に達すると終了します。
昨年、2023こどもエコすまい支援事業は、補助金申請額が予算上限に達したため、2023年9月28日をもって、交付申請 (予約含む)の受付を終了しました。工事完了後に申請するものもあります。
利用をご検討の方は早めの申請をおすすめします。

また、そのほかにも「地域型住宅グリーン化事業」など、令和5年度に引き続き行われる事業もあります。

令和6年度 住宅局関係 予算概算要求概要 令和5年8月 国土交通省住宅局より

住宅は、購入して終わりではありません。
性能をよくしたり、状況に合わせて変更したり、補修が必要な部分を壊れる前にメンテナンスを行ったり、快適に暮らすために手を入れていきます。
車が定期的に整備が必要なように、家もメンテナンスが必要です。

住宅に関連する補助金はこのほかにも、都道府県独自の事業や、介護保険に関連するものなど多くあります。
「家に手を入れよう」と思ったなら、「使える補助金は何がある?」と事業者さんに相談してみましょう。
2050年カーボンニュートラルに向けて、住宅の補助金があついです。

<参考>
令和6年度 住宅局関係 予算概算要求概要 令和5年8月 国土交通省住宅局
https://www.mlit.go.jp/page/content/001625456.pdf

住宅省エネ 2024キャンペーンチラシ
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/3sho_shoene_reform_A4.pdf


この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)

保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取
引士