お金の勉強シリーズvol.3
稼ぐ2 働き方と守られ方

お金の稼ぎ方は大きく2つに分けられます。
雇われて働く(給与所得者・・サラリーマン、公務員、アルバイトなど)
自分で仕事をつくる(経営者・・社長、農業、漁業、お店屋さんなど)
雇われて働くときには、雇い主の要望に沿うようになります。
だから、雇われて働く人を守るために色々な取り決めがあります。
労働基準法
むやみやたらと解雇できない・・客観的合理的理由は必要
長時間、働かせてはいけない・・原則1日8時間
子どもを働かせてはいけない・・原則15歳未満の児童はダメ
など
※その他にも、労働組合法・労働関係調整法などがあります

労災保険・雇用保険
仕事中、通勤途中などの病気やケガを補償してくれる・・保険金がもらえる
失業したら・・失業手当など次の仕事が決まるまでの生活保障がある
育児や介護で休んだら・・育児休業給付金・介護休業給付金などがもらえる
勉強するために・・教育訓練給付金など費用を援助してもらえる

健康保険・厚生年金保険など社会保険
病気やけがではたらけなくなったら・・傷病手当金など援助がある
医者にかかったときの自己負担が減る・・3割負担、高額療養費などがある
障害状態になったときに保障される・・障害年金を受け取れる
死んだときに遺族の生活を支える・・遺族厚生年金を受け取れる
老後の生活の助けになる・・厚生年金を受け取れる
※保険料は自分が半分、会社が半分支払う

雇われて働く人は、自分で仕事をつくる人々、社長さんや農家、親方などとは違う守られ方をしています。
※条件により特別加入という制度で社長さん達も守られる場合があります
働き出さないと実感がわかないかもしれませんね。
社会の教科として習うでしょうが、実際に働き始めた時には条件が変わっているものもあるでしょう。
今は項目だけを知っておくだけで大丈夫。
知っておくと、必要になったときに調べられます。
仕事・会社を選ぶときに、どのような制度で働く自分を守ってくれるのか、考えてみましょう。
この記事の執筆者:三島 佳予子(Kayoko Mishima)
保有資格:CFP・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 住宅ローンアドバイザー /宅地建物取
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